京都市右京区・嵯峨のお花屋さん hanamasu(花ます)。お花と一緒に「小さな幸せ」をお届けします。

about Flowers

お花や緑に関する、hanamasu(花ます)からのちょっとしたおはなしです。

■花あしらいSOS

お花を弱らせずに長持ちさせる、花屋さんの秘訣についてお話します。
第一の秘訣 「水の汚れやすい花材を見分ける。」 -1-

<表面がザラザラした茎よりはツルツルした茎のほうが水を汚しにくい>

まずは茎の質感に注目。表面がザラザラした柔らかい茎にはバクテリアが付着しやすいけれど、ロウ質で覆われたようなツルツルした茎には付着しにくい。そのぶん水も濁りにくいのです。

<ザラザラした茎とツルツルした茎、代表的なのは?>

ザラザラした茎の具体的な例は、ガーべラ、キクなどキク科の花材。ツルツルした茎の代表例は、ユリ科などの球根類や、カーネーション、トルコキキョウなど。ツルツルの茎はたっぷりの水を、ザラザラの茎は浅水を好みます。
花を長持ちさせるためには器やいける水の清潔さをキープ。
いくら夏に強い花材をいい花屋さんで選んでも、バクテリアが発生しないわけではありません。やっぱり長持ちさせる一番のコツは水を新鮮に保つこと。花が弱るのは水が濁りやすくなるため。水温が高いとバクテリアが発生し茎に付着、増殖して水が濁り、導管を詰まらせてしまうからです。
また温度が高いと花材そのものからもエチレンガスが発生し、蒸れや腐りを促進してしまいます。
効果的な予防策は涼しい場所に置いてこまめに水替えをすることと、ちょっとした工夫です。

<延命剤、漂白剤を使うと水が腐りにくくなります>

市販の切花延命剤はやはり効果的。でも水を腐らせない目的なら、キッチン用や洗濯用の漂白剤にも効果があります。いける水1リットルに対し5cc位の漂白剤を溶かせばOK.但し、ランやユリなど花びらに水分の多い花材に使うと色があせてくることもあります。また、漂白剤を入れた場合でも水替えは必要。そのたびに漂白剤を入れ直します。

<とにかく水の温度を上げない工夫を>

バクテリアやエチレンガスの発生を抑えるには、とにかく水温の上昇を防ぐこと。まずは涼しい場所に置くことが大前提ですが、暑さが増す日中などは、水中に氷を入れることも有効。水あげ自体には効果はありませんが、一時的でも温度を下げることは出来ます。

<除菌効果が期待できる材質の器もあります>

備前焼の器にいけると花が長持ちする…?
ちょっと迷信のように聞こえますが、これは事実。焼き締めの器には水をろ過する効果があり、バクテリアの発生を抑えてくれるのです。また銅製の器にも、銅イオンの除菌効果があります。10円玉を水中に沈めても除菌効果はありますが、汚れていると逆効果になる恐れもあるので、酢酸で洗ってから。
花そのものにも水あげを促し、傷みを防ぐ下処理を施しましょう。

夏は花が弱ると言うけれど、実は地植えなら植物が一年で一番活性化する生長期。
切花も健康であればあるほど、花はすぐに開き、茎も伸び水をぐんぐん吸って蒸散させる…。
つまり生長が早い分、寿命が短くなると言うこと。でもいけた花は出来るだけ長持ちさせたい。
それには水の吸収を促進しつつ生長を抑制するという、相反することを同時に行う必要があります。
植物の生長を促進させるのは果物などから発生するのと同じエチレンガス。
これを抑えれば老化を遅らせることが可能。

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